勤務証明書のデジタル化について 令和7年9月議会 一般質問③

西宮市議会議員の坂本龍佑です。

令和8年も8月に差し掛かっておりますが、今後の振り返りも含めて昨年9月の一般質問の報告です。

と言いますのも、この一般質問がきっかけとなり、保育所や認定こども園に提出する勤務証明書の押印が廃止になりました。

地味な改善ですが、ぜひそんな過程もご覧ください!

質問の動画はこちらから!

目次


1.子育て世代を苦しめる「紙とハンコ」

保育園の申込みで毎回必要になる「勤務証明書」。

会社にお願いして、紙を受け取り、ハンコを押してもらい、役所へ提出する。

令和の時代なのに、いまだにアナログな手続きが続いています。

これは保護者だけでなく、企業や行政にとっても大きな負担です。

令和7年9月議会で、この勤務証明書のデジタル化について質問しました。


2.実は全国でも「完全デジタル化」はできていない

驚くことに、勤務証明書を完全デジタル化できている自治体は、現時点で全国に存在しません。

理由は単純ではありません。

勤務証明書は、

  • 保護者
  • 企業
  • 行政

の3者が関わるため、普通の電子申請より仕組みが複雑だからです。

一方で、さいたま市など一部自治体では、既に押印を不要にする動きも始まっています。


3.なぜデジタル化できないのか?

市は、

  • 企業確認をどうするのか
  • なりすましを防げるのか
  • 個人情報を安全に扱えるのか

といった課題があると説明しました。

確かにセキュリティは重要です。

しかし、それを理由に改革が進まない状態が長年続いているのも事実です。


4.押印は“実質不要”なのに残っている

今回の議論で特に問題だと感じたのは、「押印」の扱いです。

国の標準様式では、すでに押印不要。

西宮市でも、一部手続きでは押印を廃止しています。

しかし保育園の勤務証明書だけは、いまだに押印欄が残っています。

また、同じ手続きである学童保育での勤務証明書の提出においては、押印を廃止していると言うのです。

しかも実際には、

押印がなくても受理している

との答弁がありました。

つまり、

  • 建前では「ハンコ必要」
  • 実際は「なくてもOK」

という状態です。

これは真面目に対応する保護者や企業にだけ負担をかける、“形だけのルール”ではないでしょうか。

こうした指摘を受けて、

令和8年9月から勤務証明書に求めていた押印が廃止になる方針が示されました!

企業にとっては、誰のどの押印をするのかという点での課題もあったと伺っており、今回の変更は完全デジタル化に向けた大きな一歩と考えております。


5.令和8年、ようやく改善へ?

市は、令和8年(2026年)から始まる国の「マイナポータル・ワンストップシステム」に期待していると答弁しました。

国の仕組みを使うことで、勤務証明書のデジタル化が進む可能性があります。

https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/63d29577-3794-4f32-af7b-65c98940a865/a1c763d4/20260217_policies_hoiku_hokatsujoho-jichitaimuke_20.pdf

ちなみに、上記の資料が国が提示している「保活ワンストップを実現する保活情報連携基盤」に関する資料で、

ただ、本来であればもっと早く改善できた部分もあったはずです。

例えば、

  • 押印を完全廃止する
  • PDF提出を認める

など、今すぐできる改革もあります。


6.まとめ|市民の時間をもっと大切にすべき

勤務証明書の問題は、単なる紙の話ではありません。

本質は、

「市民の時間をどう考えるか」

です。

子育て世代にとって、役所の手続きは大きな負担です。

だからこそ行政は、

「昔からこうだから」

ではなく、

「本当に必要な手続きなのか」

を見直していくべきだと考えています。

今後も、市民目線で行政の無駄や非効率を改善するため、取り組んでまいります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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