証明書10円交付に前向きな答弁!令和6年12月 一般質問④ DX推進による利便性の向上と支所機能について
こんにちは。啓誠会・西宮市議会議員 坂本龍佑です。
令和6年12月議会の一般質問で、 マイナンバーカードを活用した証明書の「10円交付」や、支所・サービスセンター・分室の統廃合について取り上げました。
市民局長からは前向きな答弁がなされ、「実施時期・金額の検討を進める」との答弁があり、政策実現に向けた大きな一歩となりました。
動画はこちらからご覧ください。
📌 目次
- 1. 西宮市のマイナンバーカード普及率
- 2. 奈良市はなぜ50%超え?10円の効果
- 3. 財政影響:10円交付は年3,200万円の減収
- 4. 支所・分室の統廃合で財源を捻出
- 5. 驚きのコスト構造
- 6. DXと財政構造改善の両立に向けて
1. 西宮市のマイナンバーカード普及率
西宮市ではマイナンバーカードの 申請率が88.7%、交付率が78.9% と全国的に見ても非常に高水準です。これは、コンビニ交付を進める上での 十分な条件 が整っていることを意味します。

2. 奈良市はなぜ50%超え?10円の効果
奈良市では令和5年から 「コンビニ交付は10円」 という思い切った施策を実施し、交付率が一気に50%超へ上昇しました。
令和4年度までは西宮市と同水準だったため、この差は明確に 料金設定のインセンティブによるものと考えられます。


3. 財政影響:10円交付は年3,200万円の減収
- 現在:交付手数料収入は 約3,360万円
- 10円交付の場合:約150万円
- = 約3,200万円の減収

ただし、窓口交付1件あたりのコストは 600円以上(過去の包括外部監査指摘)とされており、 窓口での交付を減らすことによって、人員削減でき、行政コスト削減にもつながる可能性があります。
4. 支所・分室の統廃合で財源を捻出
西宮市内には12か所の出先機関がありますが、来庁者は5年間で大幅に減少しています。
にもかかわらず、 人員配置はほぼ変わっていません。

支所等の年間維持コストは 約8.1億円。このうち 証明書しか発行しない分室 は、特に効率の見直しが求められます。
なお、これを人口が同規模の尼崎市では3.7億円の予算となっており、西宮市の半分以下の予算で実施していることから、デジタル化を進めることで、ここへの予算配分は減少の余地があると言えます。
5. 驚きのコスト構造
「各施設の来庁者数推移」によれば:
- 市民サービスセンター(夙川・上甲子園)は 来庁者数が70%→62%に減少
- アクタ西宮ステーションは 75%→大幅減
「1件あたりのコスト」では、次のような数値が示されています:
- 西宮浜:1,717円
- 越木岩:1,717円
- 高須:1,872円
- 生瀬:10,893円(!)
証明書1枚を出すために1万円超の人件費がかかっている分室があるという現実は、見過ごせません。
西宮市内にはコンビニが124箇所あり、ここを活用することで、市民の利便性を落とさずに、証明書取得という目的を達成できることが期待できます。
6. DXと財政構造改善の両立に向けて
市民局長からの答弁では、「先行市の事例を研究し、手数料の引下げ額・実施時期も含め検討する」という明確な答弁が得られました。
さらに、瓦木支所と4分室を統廃合の対象とし、財源確保と効率化を目指す方向性も明らかになりました。
再質問では、市は「スピード感を持って検討する」と改めて答弁。
前向きな検討が明言されましたので、来年の3月、4月に一度目の実施となるように、引き続き要望を続けますので、ご期待いただければと思います。
🔚 おわりに
DXとは単なるデジタル化ではなく、業務のやり方そのものを変えることです。
また、デジタルが苦手な方に対して、市が本当にやるべきなのは、証明書という成果物を与えるのではなく、やり方を伝えて、ご自身で取得できるようになっていただくことです。
今回の10円交付提案は、利便性・財源確保・公平性のバランスを実現する、大きな一歩だと考えています。
私は今後も、自己解決できる方には環境を整え、本当に支援が必要な方に人的・財政的資源を集中できる仕組みを提案していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

