西宮中央運動公園の再整備計画について
公共施設の今後シリーズです。
今回は、西宮中央体育館の再整備計画について書いていきたいと思います。
築後50年を超える本施設は、長年再整備の計画が検討されてきましたが、2024年4月から遂に建物の建築が始まることになりました。
その再整備の概要がこちらです!(以下、資料は西宮市HPや清水建設のHPを参照)
こちらからわかるように、陸上競技場が現在の場所から多目的グラウンドがあったところに移設される予定です。
また、コミュニティカフェや賑わい創出広場が整備され、市民の憩うスペースも整備されることになっております。
ただ、西宮中央運動公園再整備事業に伴い、令和6年4月1日から西宮中央運動公園内の施設等が一部閉鎖されます。
また、公園内の南北方向の園路が通行止めになります。
閉鎖される施設
・遊具広場
・陸上競技場
・中央多目的グラウンド
・壁打ちテニスコート
・公園内の南北方向の園路(通行止め)
通常営業される施設
・中央体育館
・武道場
・中央テニスコート
・西宮スポーツセンターは
令和6年4月1日から閉鎖する施設
※太線内は工事範囲となります。
また、詳細の工事工程については、次のようになっており、それぞれの完成予定時期は次のとおりです。
陸上競技場→令和9年2月頃に完成予定
体育館→令和9年7月頃に完成予定
公園、民間提案施設→令和11年2月頃に完成予定
ということで、すべての工事が完成するのは、令和11年の予定となります。
とはいえ、施工費218億円の大プロジェクトです。3年前に予定していた金額からすると、34%もアップしたことになります。
コロナ禍という特殊な事情はあったかと思いますが、現在様々な公共事業が建設費の高騰により見送られているように感じます。結果論でありますが、見送らず建てておけば、一部は建設が完了していたでしょうし、税負担も安く済みました。
個人的な意見としては、建設費は近年上昇の一途であり、今後も下がる可能性は低いと考えております。
そして地方自治体の判断として、「今は高いからやめておこう」というような判断は基本的に避けるべきだと考えております。
もちろん建設自体を取りやめてしまおうという判断はあってもいいのですが、1年だけ遅らせようと考えた時に、1年後下がっていなかった場合に、また建設を見送らないと整合性が取れないからです。
だからこそ、必要な施設の見極め、必要なものに対しては決断を先送りせずに、建設するという姿勢が大切なんでしょうね。
西宮市の再整備のリンクを下に貼っておきますね。
https://www.nishi.or.jp/bunka/sportkatsudo/saiseibi/tyuuousaiseibisiminn.html
今日はこの辺で。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!