リゾ鳴尾浜の今後について
こんにちは。リゾ鳴尾浜に関する報告です。
(2024年4月追記)この記事には、最新版があります。そちらも併せてご覧ください。
2022年3月15日に開かれました建設常任委員会予算分科会において、リゾ鳴尾浜の今後についての報告がありました。
リゾ鳴尾浜は2020年11月をもって、閉鎖した西宮市の施設です。
昨年度の建設常任委員会の際に、リゾ鳴尾浜については現在の建物を民間企業によって再利用することは難しく、解体するしかない。
という方向性が示されておりました。
そして、今回示されたのが、次の資料です。
来年度の予算で執行されるのは、鳴尾浜臨海公園全体の電源や設備が全てリゾ鳴尾浜のプールの施設と共同になっていたため、それを切り離すことのみです。
民間活力導入事業者の選定については、閉鎖してから約2年半が経過した今も全く見通しが立っておりません。
また、本施設は耐用年数が47年ですが、築後29年しか経過していないことから、約2億円を国庫に返納しなければならないということで、これもまだ国、兵庫県と協議中です。
そして、解体工事についても事業手法を検討中となっています。
これについて、どう思いますか?
閉鎖してから決まったことは、解体することと、設備の切り離しだけ。
その他のことは何も決まっていないというのはあまりにも遅いと思います。
これから急にびっくりするような提案が民間からあるとは思えないですから、施設の方向性、目的を明確にして、民間との対話を深めたり、もっと違う方向で考えるなどの対応が必要です。
それを受けて、質問しました。その結果、
民間事業者の選定・国庫返納・解体については、令和7年度(2025年度)中に方向性を決定しますという回答がありました。
閉鎖してから、次になにをするのか決定するまでに5年間かかる。。
民間で不動産開発事業をしていたものとしては、信じられないスピード感です。
もちろん行政は固定資産税がかかりませんから、資産をそのままにしておいても、特に損失を発生させるわけではありません。
ただ、市民の機会損失という大きな損失を被っているということを理解しなければなりません。
解体を遅らせることに何のメリットもありませんし、その間に少しでも収入を稼ぐことができます。
地方自治体では基本的に次の計画が決まってからでないと、解体に対する市債発行ができないものと理解しておりますが、積立金を取り崩してでもどうせ解体するものは解体することで、事業の進展を加速させる必要があると考えております。
ちなみに、鳴尾浜臨海公園には、綺麗な芝生広場もありますし、プールがなくてもちょっと立ち寄るのにいい場所なので、訪れてみてくださいね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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