学童保育における選択制の民間お弁当の導入について 令和5年6月定例会 一般質問①
いつもありがとうございます。
西宮市議会議員の坂本龍佑です。
お陰様で忙しくさせていただいており、ブログの更新ができておりませんでした。
そのほとんどの理由は一般質問があったからです!
議会の一般質問は一人あたり26分の持ち時間が基本とされておりますが、会派に所属している場合、その時間を議員間で融通することができ、今回は二人の先輩議員から貴重な時間をいただきましたので、78分という長丁場の質問に臨みました。
1ヶ月ぐらいほとんど議会に閉じこもり、この質問に向けて準備をしてきました。
それぐらい大事なんです!
様々なお話をいただいている方、お時間を頂戴しておりまして、申し訳ございません。
というわけで、早速今回の質問の内容に関する報告をしていきたいと思います。
質問のタイトルは「学童保育における選択制の民間お弁当の導入について」です。
時間のない方は、ここだけ読んでください!
西宮市は全ての学童保育で、選択制の民間お弁当を導入する意欲を表明!そして、令和5年の夏休みからの導入に向けて、全ての学童保育の運営会社との協議を行います!
詳細は↓
内容としては簡単で、学童保育に休み期間において、ご両親がお弁当を準備しないといけないということになっているんですが、選択制で学童に宅配してくれるっていう制度があってもいいじゃないか!ということです。
昨今、フルタイムでの共働き世帯の増加やシングルマザー、片方が単身赴任などの事情を抱える家庭が増える中、休み期間にはお弁当を作らなければならず、基本的に昼食の時間にコンビニなどに行くことも許されないというような制度が残っております。
もちろんこれからもお弁当を持って行きたい方は持って行っていただいていいのですが、民間のお弁当会社が学童保育まで届けてくれたらどんなに助かるか。という声をたくさん聞いておりました。
そこで、近隣市で先行してお弁当を宅配している箕面市に話を聞いてきました!
箕面市では令和2年から450円でお弁当が宅配されており、20%程度の家庭が利用しているということでした。
システム開発費に300万円程度を要しており、西宮市でも同様のことをするには予算の確保が必要だと思っていました。
ただ、調べていると、西宮市の2校で学童保育を運営しているシダックス社においては、以前から学童保育で選択制の宅配お弁当をほっかほっか亭社と実施していたのです!
私は早速、シダックス社、そしてほっかほっか亭社に話を伺いました。
そうすると、ほっかほっか亭社は
・次の夏休みからでも西宮市全域の学童保育で宅配お弁当をやりたい。
・PayPayによる支払いシステムを所有している。
・運営している事業者の現金取り扱いの手間がない。
・プリペイドなので、代金の未収リスクがない。
ということが分かりました。
そこで、今回の質問で、市に対して、民間お弁当の導入の可否について聞いた結果、、
前向きに導入について検討していきたい。
という回答をいただきました!!
次にいつまでに導入するのかについて聞いた結果、、
導入時期について明言することはできないが、次の夏休みまでに運営会社と協議を行う。
という回答をいただきました!
私は、夏休みまでに、市が運営会社と協議を行い、速やかに導入したいという意思を示すことが非常に重要だと述べ、今後の運営会社、そしてお弁当会社との協議を早急に進めるように要望しました。
注意が必要なのは、最終的にこれを実行するのは運営会社(指定管理者)なのです。
ここからは少し専門的になりますが、育成センター(西宮市の学童保育)は指定管理者制度の元運営されております。
※指定管理者とは、公共サービスを民間の知恵、活力を使って、より良いものにする制度で、市内の清掃や管理など多岐に渡る分野で、進められております。
ただ、学童保育というサービスは、基本的にAという小学校に通っている全ての子どもが、それに付随したAという学童保育に通うことになるため、選択の余地がなく、そこに競争性は働きません。
なので、もし西宮市でいうシダックス社がお弁当のような良いサービスを提供していても、そこの学童保育に行くことを選べるわけではないのです。
そうすると、せっかく西宮市内にいいサービスを提供している運営会社があり、西宮市がそれを採用してほしいと訴えても、別にそのサービスをしなくても、変わらずに児童はその学童保育に通うことから断ることができてしまうのです。
これは、利用者にとって、大きな不利益となります。
もちろん、指定管理者は下請けではありませんし、元々の契約の際に言われていないことを言われてもやらなくていいということになるのですが、西宮市と育成センターは4年契約の後、問題なければプラス6年という実質的な10年契約を結んでいるので、そこに緊張感が生まれにくいという課題は考えなければならないと思います。
とはいえ、この協議がうまくいって、夏休みから西宮市の全ての児童が宅配のお弁当を選択できるようになるように、引き続き市と運営会社に働きかけを続けていきます!
育成センターにお子様を通わせている市民の皆様もそれぞれの運営会社に対して、お弁当を導入してほしいという声を上げていただき、実現に向けて前進させていただけますようお願いします。
本日は以上です!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
大人が職場で持参した弁当食べたり、外食したり、または配達の弁当を食べる選択肢があるのと同様に子供も、選択肢があってほしいと強く思います。もちろん外食以外です。
よく親の作った弁当が良いんだと主張する方がおられますが、家庭はそれぞれ、専業主婦もいれば共働きもあるし、シングルの家庭もあり、必ずしも家庭で料理を作り提供できるとは限りませんので、給食や配達弁当等、選択肢を用意して頂きたいです。
私自身も子供の頃に、どこかのオヤジが「子供にとって母親の弁当が一番良いんだ」と主張していたことに強烈な違和感を感じていたことを覚えています。自営業で共働きの家庭でしたので、母親に毎日私のために弁当を作らせてしまい申し訳と常々思っていましたので。そう主張するなら毎日家事やって、毎朝弁当作って全てワンオペでやってみてくれ、と言ってみたいです。
大人が職場で持参した弁当食べたり、外食したり、または配達の弁当を食べる選択肢があるのと同様に子供も、選択肢があってほしいと強く思います。もちろん外食以外です。
よく親の作った弁当が良いんだと主張する方がおられますが、家庭はそれぞれ、専業主婦もいれば共働きもあるし、シングルの家庭もあり、必ずしも家庭で料理を作り提供できるとは限りませんので、給食や配達弁当等、選択肢を用意して頂きたいです。
私自身も子供の頃に、どこかのオヤジが「子供にとって母親の弁当が一番良いんだ」と主張していたことに強烈な違和感を感じていたことを覚えています。自営業で共働きの家庭でしたので、母親に毎日私のために弁当を作らせてしまい申し訳と常々思っていましたので。そう主張するなら毎日家事やって、毎朝弁当作って全てワンオペでやってみてくれ、と言ってみたいです。
コメントいただきまして、ありがとうございます。
様々な選択肢の中で、親と子が話し合って、決められるような環境整備ができると良いですよね。
共働き家庭が増加する中、様々な行政支援が求められておりますが、財政状況も厳しさを増しておりますので、いかに予算をかけずに、たくさんの市民が助かるような政策を進めていけるかは非常に重要な観点だと考えております。
そういう意味では、選挙の時からこの実現については、訴えている所ですので、何とか成し遂げたいと考えております。
引き続き、応援していただけますと幸いです。