財政構造基本方針/西宮市立中央病院の跡地活用見直しを検討
こんにちは。
ブログの更新が久しぶりになりました。
12月15日をもって、12月議会が終了しました。
今回の議会における最大の課題は、
「財政構造基本方針に対して、どう向き合うのか」
西宮市の令和4年度の実質単年度収支は、42億円の赤字となったことを受け、10月に財政構造基本方針が発表されました。
私が委員長を務めさせていただいております総務常任委員会では、この「西宮市財政構造改善基本方針に基づく取組について」の報告がありました。
色々書いてありますが、簡単に言うとこんな感じです!
・本市の財政は、平成30年度以降赤字基調に陥っていた。
・悪化の要因は、「人件費、扶助費の増加」「公共施設の老朽化で、投資的経費が増加」「物価高騰で施設管理や業務委託費が拡大した。」
・財政構造の弾力性を判断する経常収支比率が高止まりした。
結果、歳入の伸びが歳出の伸びを下回り、単年度の収支赤字が拡大した。
今後の収支見通しでは、令和10年度に財政基金が底をつく見通しであることから、改善が急務で、単年度で令和6年度〜令和10年度までに40億円以上の収支改善を目指す。
とこんな感じです。
削減しなければならない、年間40億円の赤字というのが、どれぐらいの規模か。
大谷翔平選手が、年収100億なので、それに協力して貰えば。。
というぐらいの規模ですね。
冗談はさておき、
西宮市の給食を無償化するのに、かかる金額が、15億円ぐらい。
小学校一校の大規模改修にかかる費用が25億円ぐらい。(建物にもよります)
批判の多かった高齢者のバス助成金の予算が、3.2億円ぐらい。
こう考えると、40億円を捻出することがいかに難しいことかお分かりいただけるのではないでしょうか。
そんな中開かれた総務常任委員会において、このざっくりした内訳については、3月議会までに報告するということになりました。
委員長は基本的にあまり発言をしないことになっているのですが、以前に報告した西宮市立中央病院の跡地活用について、踏み込んだ発言がありました。
参考までに以前のブログを。
それが、西宮市立中央病院の跡地活用方針を見直すというものです。
6月議会で戦った甲斐がありました!
もちろん僕だけじゃなくて、他の人もそういった発言をされていたのかもしれませんが。
行政は儲けを前提にした団体ではありませんが、稼げるところで稼いでいかないと、社会福祉に必要な予算はまだまだ増加します。
より効率的な土地活用をしていただきたいと要望しました。
一方で、、
6月と今で、状況が変わったのか。
という話です。
行政側の主張としては、財政構造改善基本方針が発表されたので、跡地活用について再検討するという答弁でしたが、個人的には、
「そうなることわかってたやん」と思っているのです。
そして、財政が厳しいから、行財政改革に着手します。ということに対しても、気に入りません。
行政の効率化って、財政危機だからやるんですか?
常に必要なんじゃないんですか?
そういう姿勢が財政危機を生むんじゃないですか?
と思います。
来年度予算の編成に向け、議会も慌ただしくなりそうです。
報酬の件や一般質問の件など、報告しないといけないことがたくさんありますが、今日はこの辺で。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!